みなさん、こんにちは!
ブラック企業は必ずといって良い程、方針がコロコロ変更されます。
一般的に何か変更がある場合、事前に説明するのが当たり前ですが、 ブラック企業は何の説明も無く、社員に対する保証をなかった事にしたりします…
こうなると一番可哀想なのは、現場の管理者なんです。
業務を回さないといけないのは現場ですし、現場が回らなかったらクレームになります。
今回は、そんなブラック企業で体験したモラルハザード3選を紹介したいと思います^^
ブラック企業のモラルハザードその1:利益率50%でボーナス無し!?売上利益率を目標値達成してもボーナスを出さない!!
・「今期は目標値未達で報告済だから、利益は達成するな、無駄使いしろ」
とあるブラック企業の支店に勤めていた頃、支店長が本店に対し、売上や利益等の説明を下半期の中頃に行っていました。
その時の目標値は、原価の増大で利益が目標値に満たない、というものでした。
しかし、社員の努力により、原価は抑えられ、利益を目標値まで達成できる算段が決算前につきました。
支店長は、目標値が未達で社員にボーナスを払わない、という事を本店と約束していた為、この状況を本店に報告しませんでした。
また、原価を上げる為、必要の無い備品を大量に購入する指示を支店内に出し、原価率を上げて利益が目標値に到達しない細工をしました…
・「この利益率は支店にしては相応しく無いから、本店の方で数字を変更しました」
また、売上も支店の社員のお陰で、想定外に上がり、非常に良くなっていました。
利益の目標値の達成は、原価を上げ無くとも、売上の上昇だけで達成できる様な状況でした。
しかし、そこに本店の経理部門が介入し、支店売上の一部をなかった事にして支店の売上を下げたり、本店の売上であったかの様に数値を操作しました。
これにより、利益率50%を出している支店にも関わらず、ボーナスが出ない、という不思議な事が起きました…
ちなみに、本店の社員はしっかりボーナスもらってましたね^^
ブラック企業のモラルハザードその2:急な人事制度変更!支店の社員の給料を下げて本店の社員の給料を守る!!
これは本当にビックリした話なのですが、まさか自分達の給料を下げる様な人事制度変更を自らやるとは…
私が居た支店と本店では、待遇や給与面で凄く格差があり、さらにその格差を広げる事を支店の経営陣自ら行っていました。
支店の社員みんなに何の事前説明も無く、一方的な人事制度説明会が開催され、そして半年の経過期間(事実上、経過期間の中で制度移行を口実に給料が下がった社員多数)を経て新人事制度が適用されるとの事。
支店の社員全員の給与体型が見直され、給与上限が下がり、下限は変更無し。
また、多様な働き方の為のポジションを減らす事で昇進の機会を減らし、実質的に昇進・昇給しにくい人事制度に変更、それとは逆に給料を下げる用件を増やすという^^
この人事制度が適用されると知った支店では、大量の離職者が出ましたが、経営陣はお構いなしにその人事制度を決定事項として導入しました…
ブラック企業のモラルハザードその3:経営陣の会社の私物化!昇進制度を自分達の都合の良い様に作り替える!!
ブラック企業にコンプライアンスを求めるのはおかしいのですが、こんな事をやるなんてホントに酷いと思いました。
人事評価の基準をその判断をする自分達で作り、自分達が達成しやすい様にする、そして自分達のお気に入りの社員を出世させやすい様にする。
まさに、ルールを作る側が自分達にとって都合の良いルールを作って支配体制を確立していました。
実際、この人事評価制度変更のお陰で急に出世した管理職が出てきましたが、この方々は会社の原価を上げたり売上を下げたりした、いわば戦犯の様な人達でした…
明らかに何の結果も出してないのに、副支店長だったり部長だったり…ホント酷い^^
まとめ
・ブラック企業では、どんなに頑張っても社員にボーナスとして還元されません^^頑張るだけ無駄です^^
・ブラック企業では急な人事制度の変更が2、3年に一回ぐらいあります^^大体が社員にとって不利な条件を押しつけられます^^
・ブラック企業の経営陣は自分達を守る為、自分達の都合のいいルールのみを作ります^^会社を支えている社員の為のルール変更はほぼありませんね^^
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